アウトプット日本丸
■国際連合=政界政府ではない!■常任理事国=核保有国、という事実を踏まえて書いていきます。
失ってきたもの★
 この国は62年前に敗戦を経験し、われわれの先人たちは失意のどん底から立ち上がり高度成長期からバプル景気と成長を続けてきた。まるでこの好景気が永遠に続くかのように錯覚していたのも事実だった。しかし、その崩壊はあっけなく終演を迎えたのである。その後にやってきたのは誰も経験したことのない未曾有の不景気だった。一流金融機関の破綻や大企業を含めた中小気業の倒産。だが、今この国はその市場経済を乗り越え現在過去最高の収益を上げ、過去に訪れたいざなぎ景気を超える好景気を迎えている。そして、やってきたグローバル社会の到来。否応なしに巻き込まれる金融再編と企業買収の荒らし、今こそ日本の真の評価が問われている。
 しかし、現在の状況は誰の目にも輝いているようには見えないだろう。かくゆう私もその一人である。すべての大人が個人主義に走り、この国の未来に絶望すら覚えている人が多いのが現実だろう。その先頭を行くのが政治家や官僚・役人ではないだろうが、皆、己のことのみを考え、経営者は自社の収益アップを最優先し、先人たちが築き上げた信用を破壊している。パロマや三菱ふそう、そして不二家のような消費者を無視した行為が平然と行われているのは報道などによって周知のことだろう。かといって、決して一般市民にまったく責任がないわけではないのも事実である。が、間違いなく「この国は病んで」いる。このことは絶対に忘れてはいけない。
 この国の将来を今の子供たちに託すにはあまりにも今の大人たちは無責任ではないだろうか。これを書いている私も例外ではないが、日本の舵取りを任されているわれわれ大人たちは、先人たちへの深い感謝の念を忘れくこと無く、又、この未来を託す子供たちに対して模範となれるような行動を取らなければならない。この豊かな日本を築き上げた先人たちには、安心して暮らせるように「医療体制と福祉の充実」を図り、未来ある子供たちには「教育の充実」が必要である。今、われわれはその精神に反する行為を行い、「医療改革の名の下に、障害者自立支援法」などの弱者切り捨てに拍車をかけている。又、「ゆとり教育」を柱に子供たちの「学力低下」を招き、政策の見直しを余儀なくされている。悪いことは悪いと言える当たり前の社会が無くなり、表面だけを繕うことに躍起になり、政治に興味を持たない。自分たちのことだけで精一杯なのは解るが、些細なことでいいから一人一人が「モラルと羞恥心」を心に刻み込み、小さな一歩を踏み出してほしい。
 偉そうなことを言ってると思うだろうが、この国は過渡期にきていると思う。人にはそれぞれいろんな価値観があるのは理解しているつもりだが、決して間違ったことを書いたとは思わない。今年は政治に関する重大な年になるだろう。そして、世界経済においても決して楽観視できる状況ではない。しかし、この状況を変えなければ真に豊かな社会は訪れないことも、心の片隅でいいから刻み込んでもらいたい。

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